公開日:2026年1月20日
ISO認証審査資料配布中!
東京スタンダードでのISO認証審査について、詳しく紹介した資料をご用意しています。ISOについてのお困りごと、東京スタンダードで解決できるかもしれません。
この記事は11分で読了することができます。
「ISO9001の取得を任されたけれど、そもそも何のための規格なのか分からない…」
「認証を取得することで、会社にどんなメリットがあるのだろう?」
「取得にかかる費用や時間はどのくらい?本当にうちの会社に必要なのかな…」
そんな疑問や不安を抱えているISO担当者の方も多いのではないでしょうか?
この記事を読むとわかること
現在ISO9001をご取得の企業様や、これから取得を考えている企業様は必見の内容です!
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ISO9001の正式名称は「ISO9001:2015(品質マネジメントシステム-要求事項)」です。
ISO(国際標準化機構)が定めた、組織が顧客の要求事項を満たす製品・サービスを一貫して提供し、顧客満足を向上させるための国際規格です。
国際規格は、後述する「品質マネジメントシステム(品質向上のための仕組み)」を構築・運用する際の指針となるルールブックの役割を果たします。
コラム:リスクベースの考え方
ISO9001:2015の大きな特徴の一つが、「リスクベースの考え方(Risk-based thinking)」の導入です。
リスクベースの考え方とは
組織の活動において、望ましくない影響を及ぼす可能性(リスク)と、望ましい影響をもたらす可能性(機会)を特定し、それらに対処することで、QMSの有効性を高める考え方です。
具体的な取り組み例
QMS(Quality Management System:品質マネジメントシステム)とは、組織が製品やサービスの品質を管理し、向上させるための仕組みの総称です。
QMSは単なる品質検査や品質保証の仕組みではなく、組織全体の経営プロセスを包括的に管理するマネジメントシステムです。PDCAサイクル(計画→実行→確認→改善)を継続的に回すことで、組織全体のパフォーマンスが向上していきます。
ISO9001の根本的な目的は「顧客満足の向上」です。
これを達成するために、以下のような目標を掲げています。
顧客要求事項を満たす製品・サービスの一貫した提供
顧客が求める品質の製品・サービスを、毎回安定して提供できる仕組みを作ります。
リスクと機会への対応
ビジネス環境の変化や潜在的な問題を早期に把握し、適切に対処することで、組織の持続的な成長を支えます。
継続的改善
目標や現在の課題をもとに、改善すべき部分を見つけ出し、組織全体のパフォーマンスを向上させ続けます。
企業がISO9001認証の取得を目指す理由は、大きく分けて「外部要因」と「内部要因」の2つがあります。
前章で説明した「ISO9001を取得する理由」は、認証後には「メリット」として実現されます。以下、具体的なメリットを見ていきましょう
メリット1 顧客・取引先からの信頼向上
ISO9001の認証を取得することで、第三者である認証機関から品質マネジメント体制が国際基準を満たしていることが証明されます。これにより、顧客や取引先からの信頼が大きく向上し、ビジネスチャンスの拡大につながります。
メリット2 業務プロセスの標準化・効率化
業務プロセスを文書化し、標準化することで、業務の属人化が解消され、誰が担当しても一定の品質が保たれます。また、業務の無駄や重複が見える化され、改善につながります。
メリット3 不良品・クレームの削減
品質管理の仕組みが整備されることで、製品・サービスの品質が安定し、不良品の発生率が低下につながります。問題が発生した際も、原因分析と再発防止の仕組みがあるため、同じミスを繰り返すリスクが減ります。
メリット4 継続的改善の文化の定着
PDCAサイクルを回すことで継続的改善を行うことが求められるため、組織全体に「現状に満足せず、常により良い方法を探す」という改善の文化の促進が期待できます。
メリット5 リスク管理能力の向上
リスクベースの考え方により、組織は潜在的なリスクを事前に特定し、対策を講じることができます。また、機会(チャンス)についても積極的に捉え、組織の成長につなげることができます。
デメリット1 取得・維持にコストがかかる
ISO9001の認証取得には、認証審査費用、コンサルタント費用(外部支援を利用する場合)、内部監査員の教育費用などがかかります。また、認証を維持するためには、年1回の定期審査と3年ごとの更新審査が必要で、継続的にコストが発生します。
デメリット2 文書作成・管理の負担
ISO9001では、必要な情報を文書化し維持することが求められます。これには、手順書や記録などが含まれます。これらが未作成の場合は新たに作成する必要があり、担当者の負担が大きくなることがあります。
また、文書は常に最新の状態に保つ必要があるため、業務プロセスが変更された際には文書の更新作業が発生します。
しかし、既に文書化済みであれば新たに作成する必要はありません。
文書化には重要な意味があります。文書化すると、属人化や品質のばらつきを防いだり、それによって記録が残せて、問題発生時の原因究明をスムーズに行ったりできるのです。
一時的な負担はあったとしても、長期的にはメリットにつながります。
東京スタンダードが提供する「T-web」は、ISO認証の取得・運用に必要なマネジメント文書のテンプレートを200種類以上搭載しています!コンサルに頼らずに、自社の実態に合ったマネジメントシステムを効率的に構築できます。
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デメリット3 形骸化のリスク
ISO9001を取得しても、「認証を維持すること」が目的化してしまい、本来の「品質向上」や「顧客満足」という目的が忘れられてしまうケースがあります。形骸化を防ぐには、トップマネジメントのコミットメント(会社のトップによる強い取り組み姿勢)と、全従業員の品質意識の向上が不可欠です。
| 観点 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 信頼性 | ✓ 顧客・取引先からの信頼が向上 ✓ 入札や取引の機会が拡大 | – |
| 業務効率 | ✓ プロセスの標準化・効率化 ✓ 業務の属人化解消 | ✗ 文書作成・管理の負担増加 |
| 品質管理 | ✓ 不良品・クレームの削減 ✓ 品質の安定化 | – |
| 組織文化 | ✓ 継続的改善の文化が定着 ✓ 従業員の意識向上 | ✗ 形骸化のリスク |
| コスト | ✓ 不良品削減によるコスト削減 | ✗ 認証取得・維持費用の発生 |
| リスク管理 | ✓ リスク対応力の向上 | – |
ISO9001に対しては、一部で「不要論」や批判的な意見も存在します。主な批判としては以下のようなものがあります。
「書類仕事が増えるだけで、実際の品質は向上しない」
これらの批判の多くは、ISO9001が形骸化してしまった組織に見られる問題です。本来のISO9001は、組織の実態に合わせた柔軟な構築が可能であり、業務の妨げになるものではありません。
ISOを「形骸化」させないために必要なことを解説しています!ISOを存分に活用する方法を知りたい方は必見です。
経営層がISO9001を単なる「認証取得のツール」ではなく、「経営改善のツール」として位置付け、自ら率先して取り組むことが重要です。
他社の事例やコンサルタントの提案をそのまま採用するのではなく、自社の業務実態に合わせてカスタマイズすることが大切です。「実際に使える仕組み」を作ることで、形骸化を防げます。
PDCAサイクルを実際に回し、改善の成果を可視化することで、従業員のモチベーションを維持できます。小さな改善でも積み重ねることで、組織全体の競争力が向上します。
ISO9001の認証取得には、コンサルタントを利用した場合、一般的に6ヶ月~1年程度の期間がかかります。
当社のT-webサービスでは、自社主導でのISO導入を9か月~1年程度で進めることができます。
STEP1 キックオフ・ギャップ診断(約2週間~2か月)
キックオフミーティング、取得までの計画策定、現状分析(ギャップ分析)
STEP2 フィードバック・ルールの策定・文書の整備(約2か月~3か月)
ギャップ診断のフィードバック、既存文書の修正や不足文書・ルールの作成
STEP3 運用開始(約3か月~4か月)
STEP4 パフォーマンス評価・内部監査・マネジメントレビュー(約3か月~4か月)
監査やレビューを行い、運用を進める
STEP5 PDCA継続・審査準備完了(約6か月以降)
STEP6 審査申込・準備(約7か月)
認証機関へ審査申込
STEP7 初回ステージ1審査(文書審査・現地審査)(約8か月)
文書類などを確認し、指摘があれば是正
STEP8 初回ステージ2審査(現地審査)(約11か月)
現地にて審査実施、指摘を受け是正処置を完了
STEP9 認証判定・登録(約12か月)
認証可否の判定後、登録証を発行
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東京スタンダードのアカデミーサービスでは、内部監査員養成や規格理解に関するeラーニングが受け放題!
| 準備費用 | 50~90万円 (コンサルの場合) |
| 初回審査費用 | 25万円~80万円 |
| 定期審査(サーベイランス審査) | 初回審査費用の約30~50% (年1回実施) |
| 更新審査 | 初回審査費用の約70~80% (3年ごとに実施) |
| 準備費用 | 9,700円/月(税抜) (T-webご利用の場合) |
| 初回審査費用 | 100,000円(税抜)~ |
| 定期審査(サーベイランス審査) | 10,000円/月(税抜)~ |
| 更新審査 | 10,000円/月(税抜)~ |
ISO9001 の根本的な目的は「顧客満足の向上」です。
取得はこの目的に取り組んでいるということの証明になります。一方で、認証そのものが目的化すると形骸化のリスクがあります。
重要なのは、トップが本気でコミットし、自社の実態に合った仕組みを作り、継続的改善を回すこと。まずは自社の課題と目的を明確にし、ISO9001が本当に解決策になるかどうかを見極めましょう。
ISO9001取得を検討すべき企業
以下に当てはまる企業は、ISO9001の取得を積極的に検討することをおすすめします。
お問い合わせ・ご相談
ISOご担当者様・ご興味がある企業様は、お気軽に貴社のご状況をご相談ください。
2023年東京スタンダード設立。エイエスアール株式会社、アームスタンダード株式会社、アフノールジャパン株式会社、QAICジャパン株式会社をグループ会社として持ち、ISO認証登録件数グループ合計5,500件以上の実績を持つ。長年の経験とノウハウを活かして、ISOをより活かすことができるお役立ち情報を発信。
記事の監修者
東京スタンダード編集部
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