公開日:2024年10月22日

ISO認証取得を成功させる!認証機関選定ポイント

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ISO9001とは?

ISO9001(QMS)認証取得までの流れをわかりやすく解説します。

資料を見る人(ファーストビュー)

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ISO認証の取得は、企業の信頼性を高め、市場での競争力を向上させる重要なステップです。しかし、適切な認証機関を選ぶことは簡単ではありません。

ISO認証機関の選定のポイントは「取得目的に合った審査内容」「審査にかかる費用」「取得までのスピード」です。

 

本記事では、ISO認証の取得を成功させるための認証機関選定ポイントを徹底解説します。信頼性やコスト、審査内容など、選ぶべき要素を明確にし、自社に最適な認証機関を見つけ、認証取得の成功に向けて、一緒に考えてみましょう。

1.ISO認証機関とは?

ISO認証機関とは、国際標準化機構(ISO)が定めた基準に基づいて、企業や組織のマネジメントシステムが適切に運用されているかを評価・認証する機関です。

ISO認証を取得することで、信頼性・競争力の向上や組織の継続的な改善が見込めます。また、顧客や取引先に対して、品質や環境、情報セキュリティへの配慮や対策があることを示す手段にもなります。

✔check!

ISOとは、国際標準化機構(正式名称「International Organization for Standardization」)の略称です。

ISOは様々な分野における製品・サービスの標準化を推進している非政府組織であり、ISOが制定している国際的な標準規格をISO規格といいます。

認証機関と認定機関の違い

認証機関と認定機関

認証機関…企業や組織の仕組みに対してISO規格に基づいた審査を行い、認証登録をする機関のこと

認定機関…認証機関の審査活動が適切であることを評価し、認定を行う機関のこと

 

日本には、日本適合性認定協会(JAB)、情報マネジメントシステム認定センター(ISMS-AC)の2つの認定機関があります。

認定機関は、認証機関が行う審査の質を確保し、信頼性を高める役割を担っています。認定機関によって認定された認証機関は、その国内外で信頼される機関として広く認められます。

また、認定機関は相互承認制度(MLA)を採用しているので、海外の認定機関や海外の認証機関から認証を受けた場合でも、ISO認証を取得している企業であると日本国内で宣言することが可能です

認証機関一覧の検索方法

すべての認証機関を一括で調べる方法はありませんが、認定機関のホームページを活用することで、多くの認証機関を探すことができます。

例えば、日本適合性認定協会(JAB)や、情報マネジメントシステム認定センター(ISMS-AC)などの認定機関のホームページから、JABやISMS-ACが認定をしている認証機関のリストを検索することができます。

2.ISOの認証機関を選ぶ際のポイント

ISOの認証取得は、1度取得すれば終わりになるものではありません。

1年に1回審査が行われるので、自社に合ってない認証機関を選んでしまうと、審査自体が相当な負担になってしまう可能性があります。

 

認証機関は国際的な基準を遵守して審査を行っているかどうかを認定機関によって審査されるため、審査内容については違いがありませんが、料金や顧客層、サービス内容など認証機関の特長は様々です。そのため、認証機関を選ぶ際には、以下のポイントに注意して選定しましょう。

①審査な可能な規格

認証機関によって、取り扱っている規格が異なります。

一般的にISO9001,ISO14001,ISO/IEC27001などの規格に関しては多くの認証機関で審査が可能ですが、特定の業種や部門に特化した規格(セクター規格)に関しては一部の認証機関では審査ができない場合もあります。

また、審査資格(業種コード)の有無で、認証機関ごとに対応できる業種が異なります。

審査可能な業種に関しては、認証機関のホームページに記載されている場合もあります。

検討している認証機関が取得したい規格を取り扱っていないことや、自社の業種の審査の対応ができないことが後々判明すると、再度認証機関を選定し直さなければならないため、事前に審査可能か確認しましょう。

 

当社では、ISO9001,ISO14001,ISO/IEC27001の規格を取り扱っています。詳しくは以下のページをご覧ください。

ファイルを持っている人

東京スタンダードでは、中小企業のお客様を中心に認証事業を提供しています。グループ全体で登録実績は5,300社以上、低価格・低負担で認証のご取得が可能です。

②審査内容・審査での指摘内容

各認証機関は同じ基準に基づいて審査を行いますが、その解釈や方針、進め方には違いがあります。

例えば、マニュアルや規定等のルールが適切であるかを重視する方針の認証機関では、要求事項が企業のルールに適切に落とし込まれているかに注力して審査を行います。一方で、現場の取り組みを重視する認証機関では、現場でのインタビューや製品やサービス提供に関わる工程の管理評価に注力して審査を行います。

また、審査の質にも差があります。要求事項に適合しているか否かの指摘のみの認証機関もあれば、今後改善が必要になる可能性がある点なども指摘し、改善の状況を確認する認証機関もあります。

早急な認証取得が必要な場合、前者の認証機関が、組織改善を目指す場合は、後者が適切です。

自社の状況と取得の目的に合った認証機関を選ぶために、事前に確認しましょう。

③費用

認証機関によって審査にかかる費用は大きく異なります。そのため、無料相談や見積もりを依頼することは必須です。

特に、初回審査(初めてISO認証を取得する際の審査)の場合、2倍以上金額に差が生じる場合もあります。ISO認証は1年に1回審査が行われるので、適切な金額でないと、認証の維持に大きな負担がかかってしまいます。自社に合った費用の認証機関を選ぶことが重要です。

また、認証機関によっては追加費用が発生する場合もあります。初期費用だけでなく、継続的な費用や追加費用まで確認しましょう。さらに、費用内訳が明確になっている認証機関を選ぶことで、予算管理や将来のコスト予測がしやすくなります。

 

当社、東京スタンダードでも以下のお問い合わせフォームより御見積りのご依頼をお待ちしております。是非ご活用ください。

④取得までのスピード

ISO認証の取得までには、審査スケジュールの設定や、登録証の発行などの手続きがあり、これらの対応にかかる時間は認証機関によって異なります

見積依頼やお問い合わせなどの対応が迅速か、また、審査希望月の融通が利くのかなどを確認しておきましょう。

3. ISOの認証機関選びで失敗しないためには

ISOの認証機関選びで失敗しないためには、認証取得の目的や会社の規模、状況に合った認証機関を選択することが重要です。

大手企業に対応できる機関もあれば、中小企業向けのサービスが充実している機関もあります。自社のニーズに合った機関を選ぶことで、効率的な審査やサポートが受けられます。

当社、東京スタンダードでは、中小企業のお客様向けに、初めてISO認証を取得する際に低価格・低負担でご活用いただけるサービスをご提供しております。

是非、以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

4.取得目的別おすすめ認証機関

ISO認証を取得する目的を整理することで、自社に合った認証機関を選ぶことができます。今回は以下の目的別で見ていきましょう。

ケース1:顧客/取引先からの要求〈新規認証取得〉

ISO認証を取得する目的として、顧客・取引先からの要求という場合があります。

業界別に見ると以下の通りです。

 

・建設業界: 公共工事への入札要件や、経営事項審査のポイントを上げるため

・システム開発/IT業界: 行政機関の入札要件など取引の条件になっているため

 

この場合、費用や審査での負担を抑えたいというニーズが多く、見積書に基づく費用が適切であるか、審査内容や審査スケジュールが目的に合っているかを確認する必要があります。審査の目的に合わせた対応や指摘を出せる認証機関を選びましょう。

ケース2:社内の業務/仕組み再構築〈新規認証取得〉

ISO認証の取得を社内の業務改善や仕組みの再構築に役立てたいと考えている場合、認証機関による審査だけでなく、審査準備に利用するサービスの選定が重要になります。認証の取得にはISO規格の要求事項を社内の仕組みに落とし込むことが必要であり、この工程では、自力で行うパターンとコンサルタントに依頼するパターンがあります。

どちらにも一長一短のメリットとデメリットがありますので、自社に合った選択をしましょう。

当社、東京スタンダードでは自力で行うパターンとコンサルタントに依頼するパターンのちょうど中間をとったサービスを提供しております。

マネジメントの仕組みを構築するためのツールキットを利用し、お客様自身で仕組みづくりに関わるため、社内の状況にあったISO認証取得に取り組むことができます。

ファイル管理

「ISOのルール」と「組織のルール」とのギャップ診断、診断結果を基にした文書サンプルの提供、専任トレーナーによるマネジメントの解説、第三者監査を通して、組織の仕組みづくりをトータルでサポートするサービス。

ケース3:現状に合ったサービスの追求〈既に認証を取得済み〉

既にISO認証をご取得されているお客様からは、以下のようなお声をいただきます。

・審査費用を抑えたい

・審査員からの指摘に満足できない

・社員教育も両立したい

・認証取得時に定めた仕組みが実態に沿っていない

自社の状況に合った機関への切り替えや、新規サービスの導入で、より効果的、効率的にISO認証の運用が実現できます。

 

当社では審査業務だけでなく、社員教育にご活用できるツールのご提供や、審査員の採用や教育にも力を入れております。

是非、以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご相談ください。

5.自社に合ったISO認証機関を活用して成功をつかもう

自社に合ったISO認証機関を選択し、マネジメントシステムの構築や維持向上を進めていくには、認証を取得する目的を明確にしたうえで、認証取得過程での課題解決やサポートを最大限に活用することが重要です。ぜひ無料相談や見積もりサービスを活用し、自社に最適なISO認証機関を見つけ、認証取得に向けた第一歩を踏み出してください。

2023年東京スタンダード設立。エイエスアール株式会社、アームスタンダード株式会社、アフノールジャパン株式会社、QAICジャパン株式会社をグループ会社として持ち、グループ年間審査件数5,300件以上の実績を持つ。長年の経験とノウハウを活かして、ISOをより活かすことができるお役立ち情報を発信。

記事の監修者

東京スタンダード編集部

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