最終更新日:2025年8月26日

公開日:2025年8月26日

サンプルで学ぶQC工程表
作成方法とポイントを解説

QC工程表テンプレを一式搭載!文書管理ツール『T-web』

文書の作成や管理にかかる負担を削減し、お客様の実態に合った、運用しやすいマネジメントシステムを構築できる!

この記事は8分で読了することができます。

「QC工程表を作る必要があるけれど、どこから始めれば良いのか分からない…」「品質管理の基準を明確にしたいが、現場に合った管理方法が見つからない…」「製造現場での品質問題を減らしたいが、効果的な管理ツールが欲しい…」

このようなお悩みを抱えている製造現場の担当者や品質管理初心者の方も多いのではないでしょうか?

QC工程表は、製造現場での品質管理を一覧にし、製品の品質を安定させるために不可欠な管理ツールです。

この記事では、QC工程表の基本的な作成方法から実践的な運用のポイントまで、図解やサンプルを交えながら分かりやすく解説いたします。

QC工程表(QC工程図)とは?

QC工程表の基本的な役割

QC工程表(QC工程図)は、製品生産の流れや各段階の管理方法、基準、担当者、品質測定項目等、生産工程全体で品質管理をどのように行っているかを一覧で見える化した表です。これにより、現場担当者や管理者が現行の工程状況を把握しやすくなり、品質維持・向上に有効です。

また、ISO 9001などの品質マネジメントシステムでは「工程の標準化と継続的改善」が重視されており、QC工程表はその要求事項に応えるためのツールとして有効です。

東京スタンダードの「T-web」なら、QC工程表を含む200種類の文書テンプレートで効率的な品質管理システムを構築できます。(月額9,700円~)

QC工程表のメリット

作業の標準化

作業の標準化

誰でも同じように作業でき、品質のばらつきが軽減されます。

また、新人教育や交代時の説明がしやすくなり、教育や引継ぎが楽になります。

品質の維持・向上

品質の維持・向上

どの工程で品質チェックすべきかが明確なため、不良品の発生を早めに防ぐことができます。

問題発生時の原因分析

問題発生時の原因分析

不良やトラブルがあったときに、どの工程に問題があったかをたどって分析できます。

ISO

ISOの要求事項

ISOの要求事項

ISO 9001などの品質マネジメントシステムでは「工程の管理」が求められます。

QC工程表は特に、作業の見える化・管理に有効で、ISOの対応にも役立ちます。

問題発生時の
原因分析

不良やトラブルがあったときに、どの工程に問題があったかをたどって分析できます。

ISO

ISOの要求事項

ISO 9001などの品質マネジメントシステムでは「工程の管理」が求められます。

QC工程表は特に、作業の見える化・管理に有効で、ISOの対応にも役立ちます。

QC工程表と作業標準書との違い

QC工程表と作業標準書は、どちらも品質管理において重要なツールですが、それぞれ異なる役割を持っています。

比較項目 QC工程表 作業標準書
目的 品質管理の全体像を可視化し、各工程での管理点を明確化 具体的な作業手順を標準化し、作業品質を均一化
記載内容例
  • 工程番号・工程名
  • 管理項目・管理基準
  • 検査方法・頻度
  • 異常時の処置
  • 作業手順の詳細
  • 使用する設備・工具
  • 作業上の注意点
  • 図説・画像
使用者 品質管理責任者、工程管理者、監査員 現場作業者、新人教育担当者、作業指導者
更新頻度 工程変更時、品質問題発生時 作業方法変更時、改善実施時

使い分けのポイント

QC工程表:「作業の流れと品質管理の全体像を把握するためのツール」

作業標準書:「1つ1つの作業をどう行うかを詳しく伝えるためのマニュアル」

例えば、QC工程表は製品の出荷前に全体の品質管理の一覧を見ることで、各工程で品質検査がどのように実施されているかを俯瞰的に確認するため、

作業標準書は詳しい使い方や注意点など、現場で新人を教育するために利用されます。

QC工程表の主要な管理項目の例

QC工程表サンプルに記載される主要な管理項目の例

QC工程表サンプル

QC工程表はフォーマットや管理項目は特に決まっていません。ただし、生産工程全体の品質管理の一覧化が目的のため、どの工程で誰がどのように何の品質を検査しているのかが分かるようにする必要があります。

現場の運用目的や工程の複雑さに応じて、必要最小限の項目だけをピックアップして使うケースが一般的です。

たとえば、試作段階では簡易的な項目だけにとどめることもありますし、検査頻度や担当者欄を省略しているテンプレートも多く見られます。

重要なのは、自社の品質管理にとって「何を管理すべきか」を考え、目的に合った項目を選ぶことです。

1.工程番号/工程名:順序を示す番号と工程名称

2.工程記号:工程の種類を示す記号

管理項目を「管理特性」「品質特性」の2つに分けているテンプレートも多くあります。

管理項目 概要
管理特性 品質に影響を与える加工時の条件 回転速度や加熱時間、電圧など
品質特性 その工程の後の状態 外観(キズ、汚れ、色合い)や寸法、重量など

設定例

管理基準 記載内容 設定例
寸法 規格値とその許容幅 10±0.2mm
外観 明確な判定基準 目視検査で異常がないこと
機能 明確な判定基準 動作テスト3回連続で正常動作すること

5.管理頻度:検査のタイミング(毎個、ロット毎、日次など)

6.記録方法:データの記録・保存方法

7.備考/注意点:工程上の注意事項や品質ポイント

8.異常発生時の対応:品質が基準を満たない等の場合の処置・対応方法

項目 内容
工程番号/工程名 順序を示す番号と工程名称
管理項目(管理点) 具体的な検査項目(寸法、強度、外観など)
管理方法 管理基準や頻度など、どのように管理するか
管理基準 合否を判定する基準値や許容差
管理頻度 検査のタイミング(毎個、ロット毎、日次など)
担当者 作業者または検査者名
備考/注意点 工程上の注意事項や品質ポイント
記録方法 データの記録・保存方法
異常発生時の対応 品質が基準を満たない等の場合の処置・対応方法

東京スタンダードのT-webサービスなら、QC工程表を含む200種類の文書テンプレートで効率的な品質管理システムを構築できます。(月額 9,700円~)

参考)工程記号と意味

QC工程表では、工程の種類を記号で表すことで視認性が高まり、工程全体を直感的に理解できるようになります。

特に工程数が多く複雑な製造ラインでは、記号を活用することで「どの工程にどのような作業が含まれているか」「どの部分に検査があるか」がすぐに把握できます。

基本的な工程記号

【基本図記号】

番号 要素
工程
記号の名称 記号 意味 備考
1 加工 加工
原料、材料、部品又は製品の形状、性質に変化を与える過程を表す。
2 運搬 運搬
原料、材料、部品又は製品の位置に変化を与える過程を表す。 運搬の記号の直後は、加工記号の直径の21~31とする。
記号○の変わりに記号を用いてもよい。ただし、この記号は運搬の方向を意味しない。
3 停滞 貯蔵
原料、材料、部品又は製品を計画により貯えている過程を表す。
4 滞留
原料、材料、部品又は製品が計画に反して滞っている状態を表す。
5 検査 数量検査
原料、材料、部品又は製品の量又は個数を測って、その結果を基準と比較して差異を知る過程を表す。
6 品質検査
原料、材料、部品又は製品の品質特性を試験し、その結果を基準と比較してロットの合格、不合格又は個数の良、不良を判定する過程を表す。

【補助図記号】

番号 記号の名称 記号 意味 備考
1 流れ線
要素工程の順序関係を表す。 順序関係が分かりにくいときは、流れ線の端部又は中間部に矢印を描いてその方向を明示する。流れ線の交差部分はで表す。
2 区分
工程系列における管理上の区分を表す。
3 省略
工程系列の一部の省略を表す。

【複合記号の例】

複合記号 意味
品質検査を主として行いながら数量検査もする。
数量検査を主として行いながら品質検査もする。

これらの記号をQC工程表の中に「工程種別」などの欄を設けて挿入すると、表形式でも流れが視覚的に伝わりやすくなります。

また、工程図や改善活動の際にも記号を併用することで、ムダやボトルネックの特定がスムーズになります。

QC工程表の作り方ステップガイド

STEP1:フォーマット・書式の決定

まず自社に合ったフォーマットや書式を決めます。

工程の全体像が分かる表にすることが目的のため、できるだけシンプルで見やすいフォーマットが望ましいです。

Check! 既存のテンプレートを活用する

QC工程表の作成を効率的に進めるには、既存のテンプレートを活用することがおすすめです。

テンプレートの選び方:

東京スタンダードの「T-web」なら、QC工程表を含む200種類の文書テンプレートで効率的な品質管理システムを構築できます。専任スタッフによるサポートで、コンサルに頼らず自社に合った仕組みづくりが可能です。(月額9,700円~)

STEP2:情報収集と工程・管理項目の洗い出し

実務に即した項目が抜け落ちることがないように、まずは現場の作業者や管理者から正確な情報を収集し、工程全体の流れを書き出しましょう

そのうえで、工程ごとに管理すべき項目を洗い出し、それぞれの管理方法や基準を具体的に設定します。

STEP3:フォーマットへの記載

工程の整理・項目の洗い出しが完了したら、QC工程表のフォーマットに従って項目を記載し、情報と比較して記載に抜け漏れがないこと、必要な管理点が簡潔かつ網羅的にカバーできていることを確認します。

QC工程表サンプル

Check! 記載時のポイント

STEP4:継続的な見直し体制の構築

工程の変更や設備の入替え時には迅速に項目を修正し、常に現場の実態と一致した状態を維持することが重要となります。

Check! 運用上のポイント

まとめ:QC工程表を使いこなして現場の品質と信頼性を高めよう

この記事では、QC工程表の基本から実践的な作成方法まで詳しく解説しました。

最後に、重要なポイントをおさらいしておきましょう。

QC工程表のメリット

QC工程表の作成ステップ

QC工程表作成時のポイント

QC工程表作成時のポイント

QC工程表は、製造現場の品質向上において欠かせない基本ツールです。まずは簡単なものから始めて、現場での運用を通じて徐々に改善を重ねていくことが成功への近道です。

 

品質管理やISO規格に関するご質問がございましたら、お気軽にお問い合わせください。東京スタンダードでは、規格の理解促進に役立つ各種サービスをご提供しております。

東京スタンダードの「T-web」なら、QC工程表を含む200種類の文書テンプレートで効率的な品質管理システムを構築できます。専任スタッフによるサポートで、コンサルに頼らず自社に合った仕組みづくりが可能です。(月額9,700円~)

2023年東京スタンダード設立。エイエスアール株式会社、アームスタンダード株式会社、アフノールジャパン株式会社、QAICジャパン株式会社をグループ会社として持ち、ISO認証登録件数グループ合計5,500件以上の実績を持つ。長年の経験とノウハウを活かして、ISOをより活かすことができるお役立ち情報を発信。

記事の監修者

東京スタンダード編集部

最終更新日:2025年8月26日

公開日:2025年8月26日

QC工程表サンプルで学ぶ!
作り方と品質管理の基本

QC工程表テンプレを一式搭載!文書管理ツール『T-web』

文書の作成や管理にかかる負担を削減し、お客様の実態に合った、運用しやすいマネジメントシステムを構築できる!

QC工程表サンプル

DOCUMNET REQUEST

こちらのフォームにご入力後、弊社サービスやISOに関する資料がダウンロードできます。

    お名前*

    会社名*

    本社所在地*

    電話番号*

    メールアドレス*

    個人情報の取扱いに同意する*

    同意する

    ※個人情報の取り扱いについてはこちら