公開日:2025年1月21日

【テンプレートあり】ISOにおける教育訓練の記録はどうやって作成する?

教育訓練でそのまま使える!無料テンプレートを配布中

実施記録として使えるテンプレートを無料配布中!教育訓練の実施結果・従業員の理解度を記録し、従業員や教育訓練の改善すべき課題を洗い出すことができます。

教育訓練の記録

この記事は 7 分で読了することができます。

ISO認証を取得・維持する企業や組織にとって、教育訓練の実施は重要な要素です。しかし、どのように記録を作成し、管理すべきか分からないと悩む方も多いでしょう。

 

この記事では、ISOにおける教育訓練の目的、効果的な計画の立て方を解説し、実際の業務で役立つテンプレートもご紹介します。
ダウンロードもできますので、ぜひ、皆様のマネジメントシステムの円滑な運用に役立ててください!

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1. ISOにおける教育訓練とは?

ISOにおける教育訓練とは、組織に必要な技術や知識を備える(規格要求事項7.2「力量」を備える)ことを確実にするための手段の一つです。

 

規格要求事項7.2「力量」では、「①組織の業務を行っていくうえで必要な能力を明確にし、②組織のメンバーひとりひとりがその能力を身に着け、③評価が行われる体制を整える」ことが求められていますが、教育訓練はこのうち、「②組織のメンバーが業務遂行に必要な能力を身につける」ために取り組む必要があります。

 

ISOにおける教育訓練については、以下の記事でさらに詳しい内容を解説しています。ぜひ参考にしてください。

教育を受ける人

ISOにおける「教育」の意味や規格要求事項を解説。教育訓練の計画立案、実施方法、今後の展望など、ISOにおける「教育」に関する知識を総合的に学べます。

2.【テンプレートあり】効果的な教育訓練を計画・実施する

2-1. 従業員に必要なスキルを特定

効果的な教育訓練を行うためには、はじめに各業務で必要なスキル(知識・技術)は何かを洗い出し、従業員に必要なスキルが備わっているかどうかのギャップを分析しましょう。

 

この洗い出し・分析によって、まずはどのような教育訓練を行うべきかを把握し、適切な内容を計画することができます。

教育訓練を行うために洗い出すべき項目

東京スタンダードがご提供している文書テンプレート「有資格者リスト」は、各業務で必要なスキルや、それを備えるために必要な教育訓練の洗い出し、記録することができます。

 

「有資格者リスト」以外にも、ISOの運用や業務に使える文書テンプレートを約200種類搭載しているITツールをご提供しておりますので、気になった方はぜひ以下から詳細をご覧ください。

ITツール「T-web」は、教育訓練に関する文書を含め、ISOの運用や業務に使える文書テンプレートを200種類搭載!
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2-2. 教育訓練の計画表作成

教育訓練の計画表作成では、月次・年間のスケジュールを立てます。
スケジュール作成にあたっては、教育訓練の目的や期待される成果、リソースや予算などを考慮し、効果的かつ効率的な運用ができる計画を立案しましょう。

 

また、教育訓練の実施方法(外部/内部研修等)を検討し、対象者や担当者のスケジュールに合わせたタイミングで実施することも大切です。

 

教育訓練の計画表を作成する際には、上記の考慮事項を踏まえたうえで、下記の内容等を含めると良いでしょう。

教育訓練計画表に含めるべき項目の例

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2-3. 教育訓練を実施する際のポイント

上記で計画した教育訓練(研修やセミナー)を効果的に運営するポイントとして、まず適切な講師・教材の選定が重要です。

 

また、研修やセミナーを内製化する場合は、受講者が理解しやすいように研修内容を工夫して、受講者の関心やニーズに応じた実践的な内容を含めると良いでしょう。

 

受講者同士のコミュニケーションを促す工夫も、理解度や受講者の満足度を高める効果があります。

実践的な研修・コミュニケーションを促す研修の例

教育コンテンツで学習

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2-4. 【テンプレートあり】実施の記録で従業員のスキルを管理

必要な教育を実施したら、その結果について記録を取るようにします。記録を取ることで、各従業員のスキルレベルや習得状況が管理でき、個人の能力に応じた適切な業務分担が可能になります。(力量の証拠として、規格要求事項7.2「力量」で文書化が要求されている部分でもあります。)

 

また、研修・セミナーの終了後にアンケート調査や理解度テスト等を実施して、そこから把握できた従業員の理解度の状況も併せて記録に残すと良いでしょう。

 

理解度を把握することによって、実施した研修やセミナーの効果が明確になるので、今後どのような教育訓練を実施すればよいか、課題や改善策が見つけやすくなります。

実施記録に含めるべき項目の例

東京スタンダードがご提供している文書テンプレート「教育・訓練実施結果(無料テンプレート)」は、教育訓練の対象者に対してどのような教育を行ったか、理解度はどの程度か、より良い教育訓練を実施するための課題や改善策は何かを記録することが可能です。

 

以下から無料でダウンロードできますので、効果的な教育訓練実施への第一歩として、ぜひご活用ください。

教育訓練でそのまま使える!無料テンプレートを配布中

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3. まとめ

今回の記事では、ISOにおける教育訓練の目的や計画の立て方、実際の記録の例として「有資格者リスト」と「教育・訓練実施結果」について紹介しました。


これらの記録を適切に活用することで、従業員のスキル管理が効果的に行われ、業務効率や品質の向上が期待できます。今後も、従業員のスキル管理に取り組む上で、記事内で紹介した記録を活用し、企業全体の力量向上にぜひお役立てください!

 

また、ISOの運用に役立つテンプレートや業務改善にご関心があれば、当社でご提供しているサービスやセミナーにも、ぜひ参加してみてください。

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2023年東京スタンダード設立。エイエスアール株式会社、アームスタンダード株式会社、アフノールジャパン株式会社、QAICジャパン株式会社をグループ会社として持ち、グループ年間審査件数5,300件以上の実績を持つ。長年の経験とノウハウを活かして、ISOをより活かすことができるお役立ち情報を発信。

記事の監修者

東京スタンダード編集部

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